平屋について

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平屋というと、一昔前はご高齢の方が終の棲家として建てる。

そんなイメージが強かったのではないでしょうか。

しかし最近、若い方が平屋を希望するケースが増えています。

現に弊社は今までに数多くの若い世代の平屋を手掛けきました。

そんな平屋のメリット、デメリットをご紹介したいと思います。

■メリット

〇構造的な安定性

平屋は複数階の建物に比べて建物の高さが低い為、構造的に安定しています。

特に日本は地震大国。平屋は軽くて低い為、揺れが軽減されますから地震に強い建物であると言えるでしょう。

〇シンプルな生活動線

平屋は階段のない住居となるので、上がり降りをする必要がなく水平移動だけのとてもシンプルで楽な生活動線となります。

またもともと階段のない家をバリアフリーにするのは容易でありご高齢になっても、安心安全に暮らせるでしょう。

〇家族とのコミュニケーションが円滑に

平屋は同じフロアにすべての生活スペースをプランニングする為、

家のどこにいても家族の気配を感じることができ、声もすぐ届くといった家族の距離が非常に近くコミュニケーションが進む住まいとな

ります。

〇平屋ならではのスペース活用

2階建て住宅の場合、階段やそのホールに必要なスペースは4畳から5畳分くらいと言われています。

しかし平屋には階段が必要ありませんので、4畳から5畳ほどのスペースがあれば書斎や寝室などの使い道が考えられます。

また2階がないことから、その分余裕を持って天井を高くしたり、ロフトを設けるなどのスペースも考えられます。

まだまだ考えると色々ありそうですが、代表的なメリットは以上の4点くらいではないでしょうか。

■デメリット

〇部屋数を増やすには広い敷地が必要

4つの部屋がほしい場合、2階建てなら1階と2階にわけて部屋を作ることがきます。

しかし平屋の場合は同じフロアに部屋を作るため、その分だけ広い敷地が必要です。

土地が余っていて安い地域であるなら、ゆったりとした造りの平屋も可能ですが、土地代の高い地域の場合は土地の購入も難しくなって

くるでしょう。

〇陽当りの確保が難しい

平屋建てで建築面積が広くなればなるほど、建物中心部は陽当りが悪くなってしまいがちです。

細長い形状の建物にして、どの部屋にも窓を設けられるなら良いですが、

建物中心部が他の部屋に囲まれてしまう形状の場合、採光と通風に配慮する必要性があります。

たとえば中庭を設ける、あるいは天窓を配置するなどの工夫が有効な対策になりますが、割高になるデメリットがあります。

〇防犯対策には注意が必要

開放的な空間にしやすい平屋ですが、そうした反面防犯対策には注意が必要です。

センサーライトを設置したり、庭や外構に音の出やすい砂利を使用するなどが効果的です。

〇工事にかかる坪単価が高くなりやすい

坪単価とは、1坪あたりにかかった建築費のことです。

同じ床面積の平屋と2階建てで比較すると、基礎部分の面積は平屋の方が広くなります。

すなわち、基礎工事に必要な面積が2階建てよりも広くなるため、坪単価が上がってしまうのです。

屋根に関しても平屋のほうが大きくなるため、やはりその分だけ費用はかさみます。

■まとめ

代表的なメリット・デメリットの両方をご紹介しましたが、いかがだったでしょう?

冒頭に何件も平屋を手掛けてきたとお伝えしましたが、メリット・デメリットは住い手によっても変わってきます。

しかしある程度プランニングによってデメリットは解消する事も経験してきました。

平屋をお考えの方(平屋に限りませんが・・・)是非お気軽にご相談ください。

(羽)